~白の恋~

4人で海岸へと続く道を歩く。
竜也が龍に顔を向け、龍は竜也に意地悪な笑みを浮かべて頷く。

「・・・なぁ華。俺と一緒に花火見ない?」

「・・・え?」
「いい?澪ちゃん。」

「ふふっ。竜也、私に聞かなくてもいいよ。
華、いっておいでよ。」

「え、でも・・・。」

「華、コイツには俺が付いてる。
ちゃんとどっか行かねーように見張っとくから心配すんな。」

微笑む澪と、龍を見て安心した華は

「うん。行く!」

満面の笑みで返事した。

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