【完】たばこ
でもカップルかあ……。
ふと、翼が頭によぎった。
干渉し合うのはあまり好きじゃないけど。
でも、翼はきっと断らないだろう。
だって、翼だもの。
余裕の笑みを浮かべた私は、鼻歌交じりで家までの道を歩いた。
*
「このストラップほしいからついてきてほしいんだけど。」
駅前で仕入れた展覧会のポスターを翼につきだす。
次の日のお昼休み。
いつものように私たちは同じ時間を共有していた。
私の声にこちらを見た翼は。
ポスターを受け取ってしばらく見つめた後。
「別にいいけど。」
そう呟いた。
ほら、翼は断らない。
私は心の中で笑みを浮かべた。
「日曜午前11時に駅で。」
「ああ。」
デートに誘うの楽勝そう?
当たり前でしょ。
私が翼に断られるわけないんだから。
口に出さなくても分かる関係なんだもの。
ふと、翼が頭によぎった。
干渉し合うのはあまり好きじゃないけど。
でも、翼はきっと断らないだろう。
だって、翼だもの。
余裕の笑みを浮かべた私は、鼻歌交じりで家までの道を歩いた。
*
「このストラップほしいからついてきてほしいんだけど。」
駅前で仕入れた展覧会のポスターを翼につきだす。
次の日のお昼休み。
いつものように私たちは同じ時間を共有していた。
私の声にこちらを見た翼は。
ポスターを受け取ってしばらく見つめた後。
「別にいいけど。」
そう呟いた。
ほら、翼は断らない。
私は心の中で笑みを浮かべた。
「日曜午前11時に駅で。」
「ああ。」
デートに誘うの楽勝そう?
当たり前でしょ。
私が翼に断られるわけないんだから。
口に出さなくても分かる関係なんだもの。