Dolphin Princess
「康太あれに出るつもりなの?
5キロだよ
まだ25メートルしか泳げない康太は無理だよ」

「無理じゃないよ。
琉華の力になれるなら、泳ぎきるから。
この前、健太も言ってたよ。
早く琉華が心から笑えるようになってほしいって!」

「健太が?」

「夢華ちゃんも、そう思ってると思うよ。
だからね、約束だから♪」
「約束………」

「うん☆
よーし、もっと頑張って泳ぐ練習しなきゃ」

そういうと、康太は海に走って行ってはしゃいでいた。


約束……かぁ。

なんだか、康太がすごく頼もしく見える。

それに、健太も夢華も優しいな。
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