【短】世界は君色に変わってく
それまで、どうか大切にしてやってください。
この想いも、この恋も、出来たら私のことも…。
なんて…ちょっと都合が良過ぎるかな…?
でも、それくらい私にとって大切な恋になりました。
先輩?
貴方のお陰で、私は皆とは違う世界の色を見れています。
私の世界なんて言ったって、それは物凄く狭いものかもしれないけれど。
全てが虹色に輝く…そんな世界。
私の全てが、貴方色に染まっていくことが、こんなにも幸せだと…今、心から笑ってそう言えます。
恥ずかしいから、まだ上手く言えないけれど。
本当に、本当に、ありがとう。
言葉を心の中で、上手く噛み砕くことの出来ない私たち。
だから、こうして一緒に歩いていくんだ。
少し先をゆく、貴方に置いていかれないように、寄り添って…。
「先輩、本当に、大好き…」
一人で呟くこの言葉を、早く貴方へと飛ばせるように。
私はもっと羽ばたいて、もっと貴方に恋をしよう。
好きで、泣いて、泣いて、また好きになっていくような、そんな強さのある育て方が…どうかこれからも出来ますように…。
Fin.