クールなサイボーグ部長の素顔
二週間ぶりの和臣さんの部屋。
いつもは綺麗なのに、今日は昨日のシャツやら少し散らかってる。
「あぁ、ごめん。すぐ片付ける。ここに座っててくれ、お茶入れてくるから」
シャツを持ちキッチンに行った和臣さん。
この部屋は動線が良く出来ていて、キッチンから洗面所にも繋がっているのだ。
そうして程なくして和臣さんが今度はお茶を持ってこちらに戻って来た。
そのトレーにはコーヒーでも紅茶でもなくほうじ茶だった。
珍しいので少し首をかしげたものの、今私はコーヒーも、紅茶も避けているのでそのままありがたく飲む。
温かな飲み物に一息つく。
すると、和臣さんが話し出した。
「千波…。俺は千波に何かしたか?電話したくない、会うのを避けるような何かを…。ならそれが何か教えてくれないか?」
そう切り出した和臣さんは、眉間に少し皺を寄せて気落ちしたような感じで聞いてきた。
私も答えるために、小さく深呼吸すると話し始めた。
「えっと…。昨日和臣さんが出張から戻って来た姿を見つけて声をかけようとしたの…。そしたら、秘書課の村山さんと親しげに話してて…。会社で見た事のなかった穏やかで優しい顔して話す和臣さんにビックリして…。並んでる二人がお似合いに見えて…。そしたらなんだか凄いショックで頭が真っ白になっちゃって…」
そうたどたどしく話す私を見つめて根気よく先を待つ和臣さん。
いつもは綺麗なのに、今日は昨日のシャツやら少し散らかってる。
「あぁ、ごめん。すぐ片付ける。ここに座っててくれ、お茶入れてくるから」
シャツを持ちキッチンに行った和臣さん。
この部屋は動線が良く出来ていて、キッチンから洗面所にも繋がっているのだ。
そうして程なくして和臣さんが今度はお茶を持ってこちらに戻って来た。
そのトレーにはコーヒーでも紅茶でもなくほうじ茶だった。
珍しいので少し首をかしげたものの、今私はコーヒーも、紅茶も避けているのでそのままありがたく飲む。
温かな飲み物に一息つく。
すると、和臣さんが話し出した。
「千波…。俺は千波に何かしたか?電話したくない、会うのを避けるような何かを…。ならそれが何か教えてくれないか?」
そう切り出した和臣さんは、眉間に少し皺を寄せて気落ちしたような感じで聞いてきた。
私も答えるために、小さく深呼吸すると話し始めた。
「えっと…。昨日和臣さんが出張から戻って来た姿を見つけて声をかけようとしたの…。そしたら、秘書課の村山さんと親しげに話してて…。会社で見た事のなかった穏やかで優しい顔して話す和臣さんにビックリして…。並んでる二人がお似合いに見えて…。そしたらなんだか凄いショックで頭が真っ白になっちゃって…」
そうたどたどしく話す私を見つめて根気よく先を待つ和臣さん。