クールなサイボーグ部長の素顔
「そんな、俺と専務だから、その奥さんになった村山ともちょこちょこ話したりするんだ。会社で無表情と言われる表情をしていても、長い事付き合いのある二人にはその表情でも読まれてな…」
そう言った時の和臣さんはちょっと不服そう。
拗ねてる弟みたいだ。
「それで、千波を良く見ていた俺に気付いた二人にはよくからかわれていた。告白しないのか?とかまだ片想いのままなのか?とかな…」
クスッと漏れた苦笑い。
「そんな二人だから最近の俺にも気付いてな。お付き合いするようになったなら、従兄弟夫妻にも紹介してくれって言われてな。まだ付き合ってはいないがそろそろだと思うと言っていた時だろうな、千波が見たのは」
そうだったのか。
「じゃあ、和臣さんが微笑んで話してたのって…」
「間違いなく千波の事を考えて話してる時だ。俺の表情が会社で変わるのなんて千波の事以外ではそうある事じゃない」
そう断言する言葉に、自然と顔に熱が集まってきて私は和臣さんの胸元に顔を埋めた。
恥ずかしすぎる。
勘違いして、落ち込んで逃げるなんて…
私どれだけ痛い程に想ってるんだろう。
こんなのもう完璧に落ちてる。
彼に恋してるも同然。
恋してるなんてもんじゃなくて、愛してるの方が近い。
いや、足りないかも。
あの勘違いで起きた絶望感と悲しみのショックはとても強かったんだから…
そう言った時の和臣さんはちょっと不服そう。
拗ねてる弟みたいだ。
「それで、千波を良く見ていた俺に気付いた二人にはよくからかわれていた。告白しないのか?とかまだ片想いのままなのか?とかな…」
クスッと漏れた苦笑い。
「そんな二人だから最近の俺にも気付いてな。お付き合いするようになったなら、従兄弟夫妻にも紹介してくれって言われてな。まだ付き合ってはいないがそろそろだと思うと言っていた時だろうな、千波が見たのは」
そうだったのか。
「じゃあ、和臣さんが微笑んで話してたのって…」
「間違いなく千波の事を考えて話してる時だ。俺の表情が会社で変わるのなんて千波の事以外ではそうある事じゃない」
そう断言する言葉に、自然と顔に熱が集まってきて私は和臣さんの胸元に顔を埋めた。
恥ずかしすぎる。
勘違いして、落ち込んで逃げるなんて…
私どれだけ痛い程に想ってるんだろう。
こんなのもう完璧に落ちてる。
彼に恋してるも同然。
恋してるなんてもんじゃなくて、愛してるの方が近い。
いや、足りないかも。
あの勘違いで起きた絶望感と悲しみのショックはとても強かったんだから…