ー 君の落とし物は空へ続いてる ー
大切なモノを無くした日
放課後……
「歩夢、帰ろう」
俺に声かけたのは、誰でもない椎名。
つか、先輩とはいいのかよ。
「先輩とは、帰らないの?」
「先輩、委員なんだ。帰ろう?」
あっさり引く椎名に、首を傾げた。
「本当に委員なのかね」
少し意地悪言ってみた。
「私は先輩を信じる」
そう言って笑った。
いつもの椎名の笑顔だ。
「歩夢、帰ろう」
俺に声かけたのは、誰でもない椎名。
つか、先輩とはいいのかよ。
「先輩とは、帰らないの?」
「先輩、委員なんだ。帰ろう?」
あっさり引く椎名に、首を傾げた。
「本当に委員なのかね」
少し意地悪言ってみた。
「私は先輩を信じる」
そう言って笑った。
いつもの椎名の笑顔だ。