ー 君の落とし物は空へ続いてる ー
「歩夢、私はーーダメなんだよね?


この子を遺して逝かなくちゃなの?」



君が、泣いてる。



泣き顔を見たのは、僕が死んだ日だけだ。


君に手を伸ばす、そしてーーーー



抱き締めた。




「椎名………


待つって言ったけどまだ、来ないで‼



君には、幸せになって貰いたい」



いつだって、僕の幸せは君でした。



君が大切でした。



だからどうか、泣かないで。。



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