レヴィオルストーリー2
「それよかアレン、こんなとこで立ち話しててい~のかぁ?レイがウキウキして待ってたぞ?」
「今すぐ行くよ」
「うひゃあ!ラブラブ~♪」
からかうイルを少し睨んでから、アレンはまたレイの部屋に向かって今度は早足で進んだ。
「え?明日の散歩??」
アレンが家具が淡い水色に統一されたレイの部屋に来てすぐに、レイはそう言ってきょとんとした。
「うん。明日10時まで休みだから、一緒にしようと思って…。」
ソファーの隣に座るアレンはそう言った。
「本当に!?嬉しいわ!!」
レイは本当に嬉しそうに満面の笑みで両手を胸の前で合わせた。
アレンはそれを見て頬を緩める。
滅多に見せない、優しい笑顔。
「…でも俺、絶対レイのあの早い時間には起きれないから…ちょっと時間ずらしてくれないか?」
「もちろんよ!ふふ、楽しみ♪」
「…俺も」
「ひゃっ」
急に抱き締めてきたアレンにレイは驚いて声をあげてしまった。
「…何だよその変な声」
「へ、変な声って…ひどい」
「嘘うそ。…これ落ち着く」
アレンとレイも、ギルクとイルとは違う感じにラブラブなのだった。