レヴィオルストーリー2
「あ」
イルが固まる。
やっぱりな、とアレンは溜め息をついた。
「ギルク、手伝ってやったら」
最後にそれだけ言うとアレンはパタンと扉を閉めた。
「忘れてたわっ!魔法という我が最大の味方をっ!!」
「馬鹿だなお前…」
ギルクはイルが魔法をする様子を黙って(呆れて)見ていた。
「地下だわっ!地下!!いくわよワトソン君ッ」
「俺ワトソン!?」
そんな会話をしながら二人は一気に階段を駆け降りた。