レヴィオルストーリー2
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イルが騒ぎまくっている頃、その原因の彼らはというと。
「うっわー!!」
「すっごーい!!」
ありきたりな言葉で、地下にあった“あるモノ”を見て感動していた。
「ねっ、ルル、見てみて。これ、何だろう??」
ルルアンが“あるモノ”を指さしながら言う。
それはキラキラ輝いていて、城の敷地のど真ん中に位置する場所を大きく陣取っていた。
「透明のクリスタルっ!!クリスタルだわっ♪」
リルムは忍者の格好で飛び跳ねてそのクリスタルに近づき、そっと触れた。
「きれーい♪」
「あっ、僕もっ!!」
ルルアンは駆け寄ろうとする。
ビタン!!!!
「…何してんのよおちびちゃん」
「ふぇ…」
コケたルルアンは鼻を床に打ち付け真っ赤にしながらゆっくり立ち上がった。
「いたい…」
ルルがペロペロと擦った膝を舐める。