レヴィオルストーリー2
────パタンっ
「………………………。」
沈黙に包まれる。
「…間違いなく殺されると思ったんだけどぉ…??」
イルがぱちくり目を瞬いて呟いた。
「ああアレン怖いようぅぅ…」
ルルアンは無事にすんだのに関わらず、ルルに駆け寄ってしがみついて震えていた。
リルムもそれに加わっている。
「…この部屋じゃなかったら殺されてたぜ」
ギルクも真っ青になりながら囁いた。
イルに目配せして、アレンが最後に見つめていたものを顎で示す。
「…あ」
それを見てイルがくりくりした茶色い瞳を見開いた。
「え?何なに??」
「この写真がどうかしたのぉ?」
まだ写真だと思っている子供二人は好奇心からイルとギルクに聞いた。