レヴィオルストーリー2

レイの精霊の力も使って執務室を片付けていると、バタバタと外で慌ただしい音がした。


「あいつら…静かにしろって言ったのに…。」


アレンがそう言い終わらない内に、勢いよくドアがバァン!と開いた。



「アレンっ!」


血相を変えて飛び込んできたイル。

腕に本を抱えて片付けをするアレンとレイの姿にきょとんとした。



「…はれ?」

「どうしたの、イル」


レイが不思議そうにイルに聞く。



「いやぁ~…アレンの執務室からすんごい魔力を感じたから…、何かあったのかなって…」

「魔力?何で」


アレンは訳がわからず怪訝そうな表情をする。



< 126 / 861 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop