レヴィオルストーリー2
レイの精霊の力も使って執務室を片付けていると、バタバタと外で慌ただしい音がした。
「あいつら…静かにしろって言ったのに…。」
アレンがそう言い終わらない内に、勢いよくドアがバァン!と開いた。
「アレンっ!」
血相を変えて飛び込んできたイル。
腕に本を抱えて片付けをするアレンとレイの姿にきょとんとした。
「…はれ?」
「どうしたの、イル」
レイが不思議そうにイルに聞く。
「いやぁ~…アレンの執務室からすんごい魔力を感じたから…、何かあったのかなって…」
「魔力?何で」
アレンは訳がわからず怪訝そうな表情をする。