レヴィオルストーリー2
「暴走したら、どうするの!?止めれないの!?」
「わかんない。滅多に見るもんじゃないし…。そういえばさっきのは何で止まったの?」
急にされた質問に、レイは一瞬戸惑った。
さっきのことを思い出してみる。
「…私が、声をかけて。アレンが顔をあげたら、魔力は見えなくなったわ。」
それを聞いたイルは始めて安心したように微笑んだ。
レイはちょっとびっくりする。
「なら、大丈夫よ!暴走しかけてもレイがアレンを止めれるわ!」
「えっ!?私が!?」
ちょっとびっくりだったレイは今度はかなりびっくりした。
何故アレンよりも魔力の弱い自分が彼を止めれるのか、そこが不思議でならない。
「魔力の強さなんて関係ないのっ!レイはアレンの心の支えなのねーぇ♪」
「え!?」
またまたびっくりなレイ。
「んっふふ~、愛の力で助けちゃえ☆」
すっかりいつもの調子に戻ったイルの言葉に、レイはまた真っ赤になったのだった。