レヴィオルストーリー2
8.デート…?
「レイ…まだ??」
「ま、待って。あと少し!」
「あと一分な」
「えっ、一分!?」
本日、快晴。
デート日和!
レイはウキウキ気分でてるてる坊主にお礼を言った後、支度を始めたのだが…。
鏡を見て悲鳴をあげた。
酷い寝癖が原因だ。
それを直すのに時間がかかり、アレンを待たせてしまっている今現在。
(せっかくのデートに、私の馬鹿馬鹿っ!!)
レイは泣きそうになっていた…。
一方、アレンはレイの部屋の外でひたすら待つ。
壁に背を預けて、ひたすら、待つ。
一分…ではなく五分後に、レイは出てきた。
「…レイ」
「ごめんなさいっ!!」
開口一番に謝罪のレイ。
アレンはつい笑ってしまった。
「わ、笑わないで…。」
「ごめんごめん…」
階段を降りながら、二人は笑顔で話をする。