レヴィオルストーリー2
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「…アレン、これって…。」
レイはアレンに連れられて歩いている途中、行き先を察して戸惑いがちに聞いてみた。
今いるのはモスフィックタウンの南に位置する、リフォレの森。
「カルアシティに向かってるの…??」
「うん」
即答。
何故デートに、アレンの…嫌いな、故郷に向かうのだろう。
レイは不思議でならなかった。
「まぁ、いいから。ついてきて。」
アレンはそれしか言わない。
出てくるモンスターなどを倒しながら、ただひたすら歩いている。
やがてカルアシティのそばにある丘に着き、少し立ち止まった。
丘からの景色は最高だ。
「…レイ、足痛くない?」
ミュールのレイを気遣ったアレンが少し彼女を見下ろす。
「えっ、うん。ここに来たかったの?」
さりげない優しさにきゅんとしながら、レイはまた質問をした。
「いや…。ここはまた後で来よう。」
「?えぇ。」
いまいち何がしたいのかわからない。
少しもどかしい気持ちになりながら、レイはまた歩き出したアレンについていった。