レヴィオルストーリー2
「…レイ」
思いの丈を母に全て話したアレンは、ちょうど顔をあげたレイに声をかけた。
「…母さんに何話してたんだ?」
ちょっと悪戯っぽく聞いてみる。
レイは嬉しそうに「秘密♪」と笑い、アレンの手を取った。
「ねぇ、今度はどこ行くの?私ね、お弁当作って来たのよ。お腹すいたし、食べましょう。」
それを聞いた途端、アレンの碧の瞳が輝いた。
「まじで!じゃあ…あの丘に戻って食べよう!」
「ふふ、アレンもお腹すいてたのね。」
それに加えて久しぶりにレイの料理を食べれることに喜んでいたアレンは、いつもより感情を表に出して嬉しそうに走り出した。