レヴィオルストーリー2
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
丘で綺麗な景色を見ながらレイの手作り弁当を食べてから、二人は芝生に寝転がって休憩していた。
「レイ、服汚れんぞ」
「いいのっ」
「買ったばっかりなんだろ?」
「なっ…、何で知ってるの!?」
そんな他愛もない会話、言い合いに幸せを感じる。
「ふぁ…眠い」
アレンが欠伸を手で隠しながらぼやいた。
「アレンお疲れかしら?」
「…ん」
睡眠モード突入。
せっかくのデートなのにアレンは5秒もたたない内に眠ってしまった。
「…いつもながらに突然ね。」
起き上がったレイは呆れながらも嬉しそうにアレンを見る。
(…寝顔、かわいい…)
前髪がそよそよ風に揺られて、アレンの柔らかい表情をレイに見せつけていた。
「ふふっ。笑ってるの?」
頬っぺたをツンツンして遊んでもアレンは起きない。
レイはしばらくの間それで遊んでいた。