レヴィオルストーリー2
~♪♪~♪~
懐かしい歌。
お母さんの綺麗な歌声。
アレンは夢を見ていた──というより、聴いていた。
昔、お母さんがよくアレンに歌ってくれた子守唄。
それが白い夢の世界に優しく流れている。
───懐かしい…。
ナティアも大好きだった、この唄。
一度だけ、彼女の故郷の子守唄なのだと教えてくれた。
母の出身地は知らないが、この子守唄を聴くといつも優しい気持ちになる。
とてもいいところなのだろうと子供ながらもよく想像していた。