レヴィオルストーリー2

一人物騒なオーラを出すアレンに、花を撫でて遊んでいたレイは振り返ると驚いた。


「アレン?ど、どうしたの??」


自分といても楽しくないのだろうか。


そう思ってちょっと悲しくなるレイ。


「ん、何でもない」


だがアレンはレイに目を移した瞬間柔らかく微笑んだ。

ホッとしたレイはアレンに駆け寄ろうとし───



座っていたアレンがいきなり飛び上がってレイに向かって走ってきたのに驚いて足を止めた。




「レイ!」



慌てたアレンが見る先…、後ろを見てみる。


すると、さっきの花を踏み潰して、デカイ知らない男がレイに手を伸ばしていた。




「えっ!?」


ビックリして咄嗟に逃げる。

しかし男は巨体に似合わない素早さでレイを追いかけて来た。



「な、なに?!誰?!!」


レイが瞬時に精霊を呼び出し、結界で男を弾いたのを見てアレンは剣を抜くと男の背後にまわった。



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