レヴィオルストーリー2

「えっ。城に置くからって…どういうことですか??」

説明が足りないアレンの言葉に焦る。

「…働きたいんだってさ。ロレスウェルは使用人で…モスウェルは魔法軍隊にでも入れといて。」

「んな適当な…。」

主人の指示に側近は呆れ返ってしまった。



「…うるっさいな。早くしろ。」

「はいはい、わかりました。デートを早く再開したいんですよね、そうですよね。」

「……………。」


赤くなったアレンを見てマケドニスはしてやったりな顔をした。



(…何か不思議な関係ね)

あのアレンがからかわれて黙っているのを見て、レイは改めて前から思っていたことを感じた。



「じゃあ、ロレスウェルさんと…モスウェルさん?行きましょうか。」

モスウェルを見て本当に魔法軍隊なのかと感じたマケドニスだったがそこはあえて言わない。


「よし。ではアレン様、移動魔法をお願いします。」

「え?…あ、そっか。マケドニスは魔法無理なんだった。」


ちょっとビックリしたアレンだったが頬をもとに戻して移動魔法を使った。



三人はその場からいなくなる。



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