レヴィオルストーリー2
「魔力を?何で…。」
別に使えないから困ることは今までも今も封印しているからないだろうけど、何故そんなことを言うのかが気になった。
アレンはどこに視線を向けたら良いのかがわからない為、とりあえず天井に話しかける。
すると天井ではなく後ろから声がしてアレンはかなりビビってしまった。
『何でもよ。今は言えないの。言うことを許されてなくて…。ごめんね、アレン。』
「…そっか。別にそれならいいけど…。誰に許してもらえないんだ?」
今度は後ろに体を向き直して言う。
『…それも、言えないわ。いい?絶対、魔力は使っちゃ駄目。何があっても、よ。その魔力は強すぎるのよ…。』
横から声がした。
アレンは声の方に向くのを諦めた。