レヴィオルストーリー2
「…んん、まだ…」
いつものお決まりの台詞を吐くアレン。
寝惚けていて今の状況をわかっていないようだ。
「アレン?起きなさいって言ってるのが聞こえないの??起きて。」
「…ハイ」
さっきより凄みの効いたその声にやばいと思ったのか、アレンはゆっくり瞼を上げた。
マケドニスは驚き、いつもの自分の苦労は何なんだと内心嘆いたとか。
「おはよう、アレン。もう七帝のみんな集まってるわよ。」
アレンをたったの30秒で起こしたレイはにこやかに言った。
アレンはぱちくりと瞬きをする。
「…レイ…??」
「そうよ、まだ寝惚けてるの?」
レイの言葉に何故かアレンは青ざめた。
ゆっくり体を起こし、キョロキョロする。