レヴィオルストーリー2
立ち上がり、会議室に向かおうとするとレイが腕を取って先導してくれる。
そのおかげではっきりとは見えないアレンは安心して廊下を歩くことができた。
前にはギルクとイルが、後ろにはマケドニスがいる。
奇妙な並び方にちょっと変な気分を味わいながら、アレンはレイに任せて自分は足だけ動かした。
「わぁ、なになに?何でみんなで並んで行進してるのー??」
部屋から顔を出し、不意に走り寄ってきたルルアンが言う。
アレンは危うく蹴飛ばすとこだったがレイが慌てて止めた。
「…?レイ??」
アレンはビックリしてレイの方を見る。
「レイお姉ちゃん、行進してないで遊んでー!!」
ルルアンの声に今度は下を見た。
水色の髪が、白い床に映えている。
「ルルアン、急いでるからどいてくれないか」
アレンはそれを認識してから少し厳しく言った。