レヴィオルストーリー2

「もしかしたらまた何かしてくるかもしれない。でも、こっちからは攻撃しないでほしいんだ。」

「それはブエノルがってこと?」


イルが髪をいじりながら顔は真剣に聞いてきた。


「…うん、そう。さっきのはブエノル個人だったみたいだから。」

「りょーかいっ。でもそれを止めるくらいならいいよねっ」


アレンの言葉を信じたイルはそう言って黒い笑みを浮かべる。

よく見えていないアレンもその言葉をいい方に捉えて頷いてしまった。



それからはいつもと同じ会議を進めて、ルティには海に怪しい船があったら報告するように密かに言っといた。




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