レヴィオルストーリー2

会議が終わりみんなが立ち上がる中、アレンはいつものように最後まで座ってマケドニスを待つ。

レイがまたアレンを先導して医務室に連れて行こうとしたが、アレンはそれを柔らかく断った。


机に突っ伏してマケドニスが来るのをひたすら待つ。



「アレン君、イルが言ってた話って?」


一緒にマケドニスを待ってもらっていたオージャスが、アレンにそう聞いた。

顔をあげ、右手に人影があるのを確認しそっちを見て話す。


「マケドニスが来たら言います」

「…アレン様、こっちは俺です。オージャス様は左です。」


返ってきたのはいつのまにか来ていたマケドニスの声だった。

アレンは慌てて左を見る。


「…すみません」


ちょっと恥ずかしくなって口ごもった。




< 213 / 861 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop