レヴィオルストーリー2
会議が終わりみんなが立ち上がる中、アレンはいつものように最後まで座ってマケドニスを待つ。
レイがまたアレンを先導して医務室に連れて行こうとしたが、アレンはそれを柔らかく断った。
机に突っ伏してマケドニスが来るのをひたすら待つ。
「アレン君、イルが言ってた話って?」
一緒にマケドニスを待ってもらっていたオージャスが、アレンにそう聞いた。
顔をあげ、右手に人影があるのを確認しそっちを見て話す。
「マケドニスが来たら言います」
「…アレン様、こっちは俺です。オージャス様は左です。」
返ってきたのはいつのまにか来ていたマケドニスの声だった。
アレンは慌てて左を見る。
「…すみません」
ちょっと恥ずかしくなって口ごもった。