レヴィオルストーリー2
「ダルヌク国の人はあのカップを触るチャンスはなかっただろ。」
「…そうですが、それで確定するのは…。確信があるのですか?」
「ある」
断言したアレンにマケドニスは黙り込んだ。
有無を言わさないアレンの強い言葉にオージャスも真剣な顔をする。
「何で俺にそれを頼むんだい?」
「…適任だと思ったからです。」
「忍者だからってことだな。わかった、やってみる。でも、条件がある。」
オージャスはそう言うと、アレンの側に来てもう一度その顔を覗き込んだ。
アレンはあまり見えないが一応そっちに目を向ける。
「俺には本当のこと言ってくれるかい?」
その言葉に、すぐに視線を下に逸らした。