レヴィオルストーリー2
「…マケドニス、全部屋くまなくカメラがないか調べさせろ。今すぐに。」
パラパラとカメラの残骸が散る中、アレンは抑揚のない声で命令する。
「…ハイ」
マケドニスは逃げるように部屋を去った。
「…………………。」
残されたレイはどす黒いオーラのアレンにどう話しかけようかかなり迷う。
迷っている間に、アレンがわざとカメラの残骸を踏んで近付いてきた。
「…レイ」
超不機嫌な低い声に、どう反応していいかわからないレイ。
そうしている間にアレンはレイの前に来て、膝を落としてその碧の瞳をレイのマリンブルーの瞳と同じ高さにした。
「…大丈夫か??」
さっきの声とは全く違う、優しい声でレイに言う。