レヴィオルストーリー2
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レイの部屋を後にしたアレンは、マケドニスを探していた。
ふと窓を覗くと、庭園まで細かく調べている使用人がカメラを見つけてカゴに突っ込んでいるのが見える。
「…庭園にまで仕掛けられてる…。」
あのカメラをさっき調べてみた時、アレンは更にスパイの存在を確信した。
カメラはダルヌク製の物だったのだ。
魔法がない分技術力に長けているダルヌクのカメラは、性能がよく細かい動作や音までもが撮られる。
大方、ダルヌク国のどこかの施設でカメラの映像を防犯カメラのように見ていたのだろう。
当然のように、レイが着替えているところも…。
バキッ
「…さてと、マケドニスはあそこか。」
アレンは庭園に足を向けた。
窓からはちょうどマケドニスが使用人と話しているのが見えていた。