レヴィオルストーリー2
まだ少しぼやける視界で階段を下り、一階につくと庭園を目指す。
大きな白い扉をくぐり、城の角を右に曲がったときだった。
アレンはハッと上を見る。
そして直ぐに後ろに跳んだ。
ガラガラ、ガシャーン!
「………………。」
目の前には、鉄骨の山。
さっきまでアレンがいたところに見事に落ちていた。
「…誰だ…??」
もう一度上を見るが、やっぱりまだ回復しきっていない視力では遥か上の人物を見ることはできない。
「…まじでうぜぇ」
こんなんで俺が死ぬとでも思ったか。
アレンは鉄骨の山を無視して、また歩き出した。