レヴィオルストーリー2
この刃物、ダルヌク国は魔法のない国なのに魔法がかかっていたのだ。
危うくかわしたが鎖骨辺りに怪我を負ったアレンに、刃物は宙に浮いて何度も襲いかかった。
剣を一振りして真っ二つにしたら止まったが、これにはアレンも驚いた。
やっぱり、誰かがダルヌク国に手を貸している。
しかも、何故かはわからないがダルヌク国民ではない人物が。
(…オージャスさん、どれくらいかかるかな。)
スパイを探してもらっているが、まだ時間がかかりそうだ。
アレンは今度は大きく溜め息をつき、また執務に取りかかったのだった。