レヴィオルストーリー2
アレンの待つ勇者執務室についた。
中に入ると、ちょうどアレンが大量の執務を終わらせてマケドニスに渡しているところだった。
それを見たギルクとイルはまだ残っている執務を思いだし、若干焦る。
「アレン、連れてきたわよ。」
「あぁ、ありがとう」
軽く口元を緩めてレイに優しい表情を見せるアレン。
レイはそれが城内ではどれだけめずらしいことか、わかっていなかった。
「アレン、なぁに?何のお話?」
イルはだいたい感づいているが、あえて聞いてみる。
「…ここで話すより実際に見た方がいいと思う」
そう答えたアレンはいきなり立ち上がり、執務室を出てついてくるようにレイ達に言った。