レヴィオルストーリー2
「目はもう大丈夫なの?」
先を歩くアレンについていきながら、レイはその背中を見つめて訊ねる。
「うん。クナルの治療薬が効いた。」
振り向かずに足を動かしたまま、アレンはそう答えた。
階段を降りるアレンと、それに従う四人。
アレンは一階についたのにそのまま降りようと、この前一階以降の階段につけた鎖をくぐる。
「え、アレン?地下に行くの??」
地下に行って一度怖い目にあったイルはおずおずと遠慮がちに聞いた。
「うん」
何の迷いもなく答えたアレンは、地下に続く階段を降りていく。
入っていいのかと思ったがついて来いと言われたので、四人もそれに続いて鎖をくぐった。