レヴィオルストーリー2
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モスフィックタウンを出て約30分。
時間通りにパルス村に着いたアレン、マケドニス、ルティ、その他の兵士数名は馬車から降り立った。
「11時40分にまたここで落ち合うから、それまで自由だ」
アレンが全員に言うと、一斉に返事が返ってきて皆思い思いに散っていった。
「おぉ~すげぇな。俺の海賊団みてぇだ!!」
「アレン様の実力は城の人間は皆知っておりますから。」
当然です、と何故かマケドニスが得意そうに言う。
「そうか。まぁあの魔王倒したんだしな!!」
「…大袈裟すぎ。俺なんかたいしたことねぇよ」
「謙虚だな~」
のんきに感心するルティを見てアレンは首を傾げた。
「約束は?」
「あぁ、11時半の約束だからな。まだ30分くらい時間ある。」
「そっか」
そう言うとアレンは何故か馬車の荷台を見た。
兵士が乗ったところだ。
「…………」
「アレン様?」
つかつかと歩み寄るアレンにマケドニスは不思議そうにする。
ルティはおもしろそうにそれを見ていた。
「………おい」
荷台にある段ボールの蓋を開いてアレンは中に話しかけた。