レヴィオルストーリー2
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
その頃…
「アレン様、起きて下さい」
アレンの一日は今日もマケドニスの声からはじまっていた。
「…ぅんん」
「何ですかその曖昧な返事は」
「…んん~」
やっぱり起きる気配のないアレン。
マケドニスは溜め息をつき、次に扉の方に体を向けた。
「…あッ!レイ様!アレン様を起こしに来て下さったのですか!?」
「っぅわわゎわ!?」
マケドニスの言葉にアレンは慌てて起き上がる。
そんな彼にマケドニスは今日も笑顔を見せた。
…ニヤついた、笑みを。
「…おはようございます♪」
「…え?あれ…?」
レイはどこにもいなかった。
「………………。」
騙された。
マケドニスは手っ取り早くアレンを起こす方法を見つけたのだった。