レヴィオルストーリー2
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朝食を食べ終わったアレンは、すぐに始まる会議の書類を取りにマケドニスと最上階まで来た。
廊下を一番奥に向かってひたすら歩く。
「…あ」
その途中、アレンはある扉を見て足を止めた。
「アレン様?どうかしましたか??」
「…いや」
何でもない、と再び歩き出すアレン。
アレンが見ていた扉を確認したマケドニスは彼の背中を見ながらにやついた。
「…書類なら俺が取ってきますよ??」
「…いい、悪いし」
「何のための側近ですか。ほら。」
マケドニスはアレンを引っ張り扉の前に立たせてから、ニッと笑ってアレンを残して執務室に向かう。
「……………。」
アレンはマケドニスを見送った後、扉に軽くノックをした。