レヴィオルストーリー2
「連れ去られたのでしょうか」
すたすた歩きながらマケドニスが聞く。
「…いや、それはないと思う。だったらわかる。」
そして、村の外れに出た。
「あ」
「…………」
そこにいたものを見て二人は立ち止まった。
二人に気付いたルルアンは大きく手を振る。
「…あ~ッ!アレン、マケドニスさん!!見てみて!!」
ルルアンは、薄い茶色いふさふさの毛の大きな犬に抱き着いていた。
犬は青いリュックサックをくわえている。
「ルル!ルルがいたんだ♪僕の荷物取りに来てくれてたんだ!!」
大喜びしてルルに頬擦りするルルアン。
アレンはまた溜め息をつくとルルアンに歩み寄ろうとした。
──────ガサッ!!