レヴィオルストーリー2

「……………。」

「きちんと後のこと考えた方がいいですよ。」

「…忠告ありがとうございます」


ギルクは素直にそう答えた。


「そのアレンはどこなの?」

そんな彼氏を置いといて、すたすたと執務室に入りながらイルが聞く。

「アレン様はお休み中です」



「「…お休み?」」



え?それって寝てるってこと?

さっきの自分達の大声でも起きないの!?


ギルク達は揃って同じことを思った。



「明日の準備してたんですけど、休憩するとか言って床で寝てしまって。仕方ないからソファーに…。」

「…コイツどこでも寝るもんな」

「そこらへんはギルク以上に野生動物よねッ」


ソファーで眠るアレンを見ながらギルクは呆れ、イルは楽しんでいた。


「おしっ、叩き起こすぞ!」

「おぉ~ッ」




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