レヴィオルストーリー2

イルとギルクは気合いを入れて何故か腕捲りする。

何をするんだとマケドニスはかなり焦った。


「ま、待って下さい。何するつもりですか?!」

「イル必殺くすぐり攻撃?」

ギルクが平然として答える。


「何故疑問形…?って、そうじゃなくて。休ませてあげて下さい、明日は早いんですから…」

「話があるのッ!」


そんなこと知るかと言わんばかりに怒鳴ると、早速イルがソファーのアレンの上にのっかかった。

しかしアレンは起きない。

とことん眠る。


「いっくわよー!!イルちゃん必殺――…っ、ぅえっ!?」


杖を取り出して準備万端だったイル。

目をギラつかせて超やる気だったのだが、変な声をあげてアレンから離れる羽目になった。


その原因はマケドニスだ。


「寝かせてあげて下さいってば。」


彼はイルを軽々と持ち上げ、アレンの上から下ろしてしまったのだった。



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