レヴィオルストーリー2
「アレン、どうしたんだ?大丈夫か??」
ギルクがそう言いながらアレンの肩に手を置いた。
その瞬間、緊張と恐怖で張り詰めていた身体中の神経がフッと和らぐ。
「…大丈夫。ちょっと嫌な夢見ただけだから…。」
アレンは小さく微笑みながら言った。
その微笑みが無理してしているものではないということがわかったギルクは、何も言わず今度は頭をポンポン叩く。
そのギルクの行動に安心したアレンは、改めて三人を見て軽く首を傾げた。
「…みんなしてどうしたんだ?」
自分の執務室にみんなで集まって何をしていたのだろう。
まさかまた居候しに来たのかと考え、ふと時計を見た。
時間は夜の10時過ぎ。
たまにギルク達三人が来てここにたまる時間だ。
…今日は二人だが。