レヴィオルストーリー2
「…ごめん」
ポツリ、と。
呟いたアレンの顔をギルクが覗き込む。
「ん?」
「…俺、八つ当たり…した。」
ギルクとイルと、マケドニスも見てアレンは言った。
マケドニスは大袈裟に溜め息をつくと、ニッコリ笑う。
「…もう、貴方は本当に仕方ないですね。そんな風に言われたらもう怒れないじゃないですか。」
「マケドニスったら弱いの~」
「イル様、それ失礼ですよ」
「それがイルのいいところだ!」
また騒ぎだした三人を見て、アレンは密かにまた笑った。
どれだけ苛ついても、どれだけ裏切られても、このメンバーなら信じれる。
すぐにこうして明るく楽しく空気を変えてしまうのだ。
「…あ、そうだアレン!」