レヴィオルストーリー2
「コニス、お前アレン様に何て口きいてんだ!」
そこにまた別の声。
その声の持ち主は、コニスの頭をポカッと殴った。
「ぅわ、いってぇ!って、ラークかよ…。シリティーちゃんなら大歓迎なのに。」
「お前はどんだけMなんだ!」
ラークと呼ばれた背の高い男性はまたもコニスを殴った。
彼は武術軍隊の第一部隊副隊長のラーク。
アレンやギルクをやたらと尊敬してやまない20歳なりたての青年だ。
ラークの言葉にアレンは眉を潜めた。
敬意を払ってくれているのはわかるが、自分の方が年下なこともあってそういうのはあまり気に入らない。
「…別に俺は…」
「だいたいお前はなぁ、コニス!そのへらへらした態度も駄目なんだよ!ちょっとは真面目になれ!」
ラークは尊敬するアレン様の言葉を遮ってしまった。
しかし気付かずまだ喚く。
(…うっせぇええ!コイツ連れてくのやめればよかった…!!)
アレンはかなり後悔した。