レヴィオルストーリー2

背中を叩かれたマケドニスは更に気分悪そうに口元を手で覆う。


「う、や、やめてくださいアレン様…。まじでヤバいですよ吐きますよ?」

「ごめんごめん。俺にはかけるなよ」


アレンは今度は明らかに楽しそうに笑いながら彼の背中をさすった。

マケドニスはSだとか何とか呟きながら唸る。


珍しい勇者の笑顔に民衆の切るフラッシュの回数が大幅に増えたが、それに気付いたのは同じく驚いたルシアンとディル、ラークだけだった。




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