レヴィオルストーリー2
「いつになるかはわかりませんが、恐らくダルヌク国は年内にはレヴィオル国に攻め入るつもりですわ。
これは争いの制止者のリシェラルク皇国からしたら見逃せません。
ですから、私達はレヴィオル国に精一杯の協力をします。戦争のではなくてよ。戦争を止めることのですわ。」
真顔で話しきった教皇は、最後にはまた柔らかく微笑んだ。
アレンは教皇を見て、頷くと頭を下げる。
「ありがとうございます」
マケドニスも一緒に礼を言う。
「いいえ、当然のことです。ダルヌク国で何かしらの動きがあれば、すぐにお知らせ致しましょう。
シェリーがここと通じる鏡を持っています。そちらから何か連絡があるときは、それを使って下さい。」
「わかりました」
アレンの答えに教皇はまた微笑んだ。
話は終わったと、紅茶を勧める。
アレンは頷いてそれを飲んだ。