レヴィオルストーリー2

一方、話を聞いたアレンとコニスは。


「…神の塔を開く?」


…訳がわからない、と言ったご様子。

教皇は二人を見てクスクス笑った。


「えぇ。この話、本当に内密ですわよ?ナティアのことだから息子の貴方に教えているのです。

絶対に、信用する方以外には言わないで下さいね。」


教皇はそう言うと人差し指を自分の唇にあてウインクする。


…本当に何歳なんだ。

と、二人が思ったかどうかは置いといて。



「神の塔って、誰も入れないんじゃ…」

アレンが信じられない、という風に呟く。

コニスはそれすらもわからないようだ。


神の塔というのは、いわゆる神の住まい。

この北の大陸、ノーアス大陸の一番北に位置する世界一高い塔。

そこのてっぺんに神はいるとされているが、塔は天まで届くくらい高いし塔の中には入れない為、その真相は誰も知らない。


神の塔に入れないのはその扉に固い封印がかけられているからなのだが、教皇の話だとそのエレス族はそれを開けれるという。





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