レヴィオルストーリー2
「…っ何ですか!着いて来ないでください!」
癇癪を起こしたシリティーは男に向かって超怒鳴った。
「えぇええ!?マケドニス城に帰って来るんだろ!?だから待とうと思って行こうとしたのに!」
男はそう言ってかなり面食らったようだ。
「それなら半径5メートル以上は近寄らないでください」
「…君冷たいね。彼氏いる?できる?」
「いますよ。余計なお世話です。私には…」
コニスが、と言おうとしてシリティーは真っ赤になった。
そんな彼女の様子に男は納得。
「確かにそうなると可愛いね」
「…痛い目見たいですか?」
「………………。」
シリティーが魔法を発動させようとしたのを見て男は黙り込んだ。
そんな彼はほっといて、シリティーはまた城に向かって歩く。