レヴィオルストーリー2

「…イル様、それ失礼ですよ。」

「あっはははは~ッ!!」

「…………………。」


マケドニスはハァ、と溜め息を溢した。

そんな彼の肩に、慰めの意味も込めてギルクが手を置く。


「マケドニス、どんまい。お前の親友とかいうのが外にいるぜ?」

「え?俺のですか?」

「あぁ。確か…クウェー…?クウェ…スティング?」

「誰ですかそれ」


一生懸命名前を思い出そうとするギルクにマケドニスが苦笑した。


「まぁ、そう言う訳だ。アレンは俺が起こすからよ、お前先に出とけ。」

「はい。心遣いありがとうございます。」


マケドニスはギルクの言葉に甘えてアレンを任せると、馬車の外に出ていった。



ギルクはそれを見ると、イルと一緒にアレンを起こしにかかる。




< 394 / 861 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop