レヴィオルストーリー2
「…イル様、それ失礼ですよ。」
「あっはははは~ッ!!」
「…………………。」
マケドニスはハァ、と溜め息を溢した。
そんな彼の肩に、慰めの意味も込めてギルクが手を置く。
「マケドニス、どんまい。お前の親友とかいうのが外にいるぜ?」
「え?俺のですか?」
「あぁ。確か…クウェー…?クウェ…スティング?」
「誰ですかそれ」
一生懸命名前を思い出そうとするギルクにマケドニスが苦笑した。
「まぁ、そう言う訳だ。アレンは俺が起こすからよ、お前先に出とけ。」
「はい。心遣いありがとうございます。」
マケドニスはギルクの言葉に甘えてアレンを任せると、馬車の外に出ていった。
ギルクはそれを見ると、イルと一緒にアレンを起こしにかかる。