レヴィオルストーリー2
布団の存在に驚いたマケドニスは、それを引き寄せると目を細めた。
「…アレン様、何とお優しい…。」
「…いやいやいや、そうだけどその前に!そのアレンがいないことに気付こうぜ、マケドニス!!」
ギルクは一生懸命ツッコんだ。
マケドニスはハッとして部屋を見渡す。
「そうだった!アレン様!どこいったんですか!?アレン様!!!!」
叫びながら段ボールの中を覗き込むマケドニス。
「寝惚けてるよ」
イルがギルクに誰にでもわかることを報告した。
「おいおい、マケドニス。目ぇ覚ませよ、まともにアレンを探せられねぇだろ。」
そう言ったギルクはマケドニスに近付く。
そしてその目の前で両手をばちん!と合わせた。
マケドニスはビックリして瞬きする。