レヴィオルストーリー2

やがて王様と娘は打ち解けていき、二人は恋に落ちました。

お似合いな二人に臣下達は大喜び。

王様は忙しい中何とか指輪を買って、娘に結婚を申し込もうと考えました。


しかし、そう簡単にはいきません。


ちょうどその頃、城内に怪しい動きがありました。

そして王様の地位を狙う悪者は、王様の大切な人達を拐って人質にしたのです。

当然、娘も狙われます。

王様は娘に自分の故郷で隠れて暮らすように言いました。

しかし娘は嫌がります。


『貴方と一緒にいます』


娘の想いを聞いた王様は娘を抱きしめました。

そして、結婚を申し込みます。

娘は涙して喜びました。

しかし王様は娘にもう一度言います。


城を離れなさい、と。


王様は、結婚しているのだから大丈夫だ、治まったらまた会いに行く、と娘を説き伏せました。

娘は何とか納得して、そうすることを決めます。


二人の結婚は娘の安全の為に発表されませんでした。

王様は別れ際、娘に誓いのキスをしました。


そうして二人は離れてしまいました。




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