レヴィオルストーリー2
「………アレン…」
やがて答えを出したレイの呟きに、メディンは満足そうに頷いた。
リディンもにこにこしてレイを見る。
「やはり親子は考えも似るものじゃの」
「おやメディン、それだともう認めてるようなものじゃよ」
「まぁ結果おーらいじゃ」
「まさかボケはじめたのではなかろうな?」
そんな二人の老人漫才はレイの中で受け流されていく。
レイはまたココアを一口飲むと立ち上がった。
「ありがとうございます、リディンさんメディンさん。私、アレンとちゃんと話してみます」
「そうじゃ、その意気じゃ。でも城にはあまり行かん方がよいぞ、アレンがレイちゃんの為に考えた結果だからの。」
「はい。時間を作って来てもらうことにして、その理由も聞いてみます。」
レイは二人にペコッとお辞儀すると、早速行動に出ようとリディン宅を出た。